知育の柱「読み聞かせ」を続けるコツと2年半続けてきた成果★3歳までに目指せ10000冊!
母には昔から「あなたには3歳までに絵本を10000冊読んだ!」とよく言われていました。佐藤ママのようにきちんと記録までしていたわけではないので真偽のほどは不明ですが(笑)、「3歳までにとにかくたくさん絵本を読んだ!」ということだと思います。
これまで私がお勉強で苦労をしたことがないのは絵本をたくさん読んでもらったからなんだろうなあー子供が生まれたら私も3歳までに10000冊読んであげたい!と漠然と考えていました。
出産前色々と知育について調査しましたが、どんな本にも「読み聞かせは大切!」と書かれていて、これは是非ともやらねば!と思って毎日必ず読み聞かせはするようにしていて、今ではすっかり習慣化しています。我が家の知育の柱「読み聞かせ」のポイントと続けるためのちょっとしたコツや成果を紹介します。
1.いつから始めるのがいいの?
長男誕生翌日から読み始めました。何ならお腹にいるときからやっていました。3歳までに10000冊を目指すのであれば1日も無駄にはできません。
もし今妊娠中の方は、出産前に絵本は何冊か用意しておかれるといいと思います。出産直後はやらなければいけないことが多すぎて絵本を買いに行く余裕も選ぶ余裕もありません。私の場合は、昔読んでいた絵本を母が大量に残してくれていたのが幸いでした。今引き継いだ本はざっと130冊程度。良い絵本って今も昔も変わらないんですよね。その後、頂いたものや買ったものも含めれば、常時家にある絵本は200冊近くになると思います。
2.読み聞かせを続けるコツ
①絵本収集の方法(図書館+ネット予約をフル活用しよう!)
とはいえ、200冊程度ではすぐにマンネリ化(親が)・・・かといって、絵本って地味に高いしそんなに買えない。我が家は図書館をフル活用しています!我が区は図書館カード1枚で最大20冊まで借りることが出来るので、家族4人のカードで最大80冊!とはいえ、そんなに借りると図書館からの帰り道で死んでしまうので、大体1週間に20冊借りることを目標にしています。
また、絵本は図書館では選ばず、ネット予約をして受け取るだけにしています。図書館の本がネット予約できるのって意外と知らない方も多いみたいなので、お住まいの地域の図書館で可能かどうかぜひ検索してみてください。これが使えればめちゃめちゃ便利です!あとは図書館からの配送サービスとかあると小さい子連れには有難いなあと思うのですが、我が区にはないようです。行っている自治体はあるようですが、無料のサービスとしては障害を持った方等向けのものが多そうでした。
②絵本の選び方
私は当初「絵本として幼児向けに出版されている以上、きちんと精査されているに違いないし、どんな絵本でもいいや」と思っていました。でも、適当に選んでしまうと「ん?どういう意味?」とか「結局何が言いたいの?」とか訳のわからない絵本も意外と多くて、子供が興味を持ってくれないこともありました。
そこで、良書を効率よく選ぶために、私はくもんや家庭保育園の推薦図書一覧、全国学校図書館協議会選定「よい絵本」「絵本50」リストを頼っています(家庭保育園の推薦図書一覧はネットでは公表されていないので、実際に使われている方のブログ等を参考にしました)。年齢に合わせた良い絵本が紹介されているので、片っ端から買ったり借りていくだけでOK!子供へのウケの良い本が多いので助かります。
2019年度版くもん推薦図書一覧表
https://www.j-sla.or.jp/pdfs/yoiehon28-all.pdf
「えほん50」(2019年度)
https://www.j-sla.or.jp/pdfs/2019ehon50%28syomeijun%29.pdf
(エクセル版もあります!)
「よい絵本」は2016年度で終了し、2019年度から「えほん50」と名称が変更しています。違いは「よい絵本」は出版年関係なく選定されているのに対し、「えほん50」は直近1年に出版された新しい絵本から選定されていること(2019年度「えほん50」は2017年10~2018年9月までに刊行された絵本が対象)。
更に種類を増やそうと、子供が興味をもった絵本はそのラインナップを入手。長男にはそらまめくんシリーズと溝口イタルさんのでんしゃのひみつシリーズがウケました。
そらまめくんのベッド
乳幼児向けのシリーズもあります。
「ながいながいかもつれっしゃ」
ちなみに、読み聞かせの絵本の対象年齢(難易度)は全く気にしていません。私が読むのも憚られるような長文の絵本を0歳から普通に読んでいました。そのおかげか、長男(2歳6か月)は文字の多い絵本でも集中して聞いてくれます。
③目に入るところに絵本を置いておく
我が家は、子供部屋やらリビングの机やらとにかく色んなところに絵本を置いています(笑)すぐ手の届くところに絵本があると、わざわざ絵本を取りに行くという手間もなくちょっとした隙間時間等に読み聞かせができます。私は、ダイニングテーブルの自分の席の近くと子供部屋の入り口に絵本を積むようにしています。家事を終えて少し休憩しようと席に着くと絵本が目に入り、子供部屋に入ろうとすると絵本が目に入る。また、子供たちの手の届くところに絵本があると、勝手に絵本を持ってきてくれるので強制的に読まされることにもなります。
3.読み聞かせのポイントは?
私が意識しているポイントは以下3点です。
①(できるだけ)子供を膝の上に座らせて読む
②意識的にゆっくり、はっきり読む
③子供の気が済むまで何度でも読む
①については、絵本の時間をママとくっつける時間にすることで、言葉のシャワーを浴びせながら、子供に安心感を与えられて一石二鳥。子供が嫌がったりするときは仕方ないですが、我が家ではそれを続けた結果、今では絵本を読むときはママのお膝にちょこんと座ってきてくれます。お膝に座ってくれない時でも手を繋いだり、何かしら体が触れるようにしています。
②「モンテッソーリ流自分でできる子の育て方」によれば、「幼児期の子供は大人が思っている以上にゆっくり、はっきり話さないと理解できない」らしいです。何かを教える時もゆっくり指で指し、ゆっくり言葉を伝えないと子供には伝わっていないとのこと。であれば絵本も同じだろうという訳で意識して取り組んでいます。
③同じ本を何回も読むのと大人は飽きちゃいます。でも、大人の都合で子供に我慢させることはしたくないので、頑張って読んでいます!(私が半分寝ながら読んでいるときもありますが・・・)。ちなみに、これはあの佐藤ママも実践していたそうで、最高54回も読んだことがあるそう(笑)。
4.2年半、毎日読み聞かせを続けてきた成果は?
絵本が大好きな子に育っています!
毎日、自分で絵本を持ってきたり、読みたい絵本の内容やタイトルを言って「読んで!」と言ってきます。また、登場人物のセリフやフレーズを言って「読みたい!」と言うこともあるのですが(無理ゲー)、私がどの本か分からず違う本を持っていったりすると「違うの!」と結構強めに怒られます(笑)そもそも保育園で読んでもらってる本の内容もタイトルも分からないし(笑)とにかく毎日絵本読んで攻撃がすごいので、1日20冊以上読んでいる日もざらです(笑)
ストーリーを暗唱している!
私と一緒にシャドーイングしたり、一人で音読している時もあります。ひらがなはまだ一部しか読めないので、暗唱しているんだと思われます。一言一句間違わずに暗唱しているのを見ると、子供の能力って本当に無限大だなあと実感します。
ストーリーの内容が分かっている?!
絵本の主人公が窮地に陥ると眉間に皺を寄せて険しい顔をしたり、ハッピーエンドだと笑顔になったり、ストーリーを理解しているような様子も見られます。2歳になったときに70分程度のアンパンマンの映画を映画館に見に行ったのですが(飽きずにずっと集中して見てくれました)、アンパンマンがバイキンマンに負けそうになった場面で「アンパンマーン!」と泣きながら叫んでいたこともありました。
5.子供が絵本好きで得した話
子供が絵本好きになってくれて、公共交通機関での移動がとっても楽になりました!1歳半~2歳くらいの子ってイヤイヤ期も重なって、電車等公共交通機関でずっと静かに座っているのが難しい時期。ママ友からは、車内で泣いたら、スマホでyoutubeを見せるか、おやつを食べさせるしかないよ、という話をよく聞きます。スマホにおやつ・・・できれば避けたいですよね。我が家はいつもお出かけには絵本を数冊持っていくのが習慣になっていて、長男は電車に乗ると絵本を読むものだと思っています。また、周りの方々に「お利口さんねえ」と頻繁にほめて頂くので、本人も嬉しそう。私もたまに褒めて頂くので嬉しいです(笑)。
読み聞かせをしていて驚くのは、私が子供のとき(30年くらい前)に読んだきりの絵本なのに、内容をしっかり覚えていること。内容までは覚えていなくても「あ、この本好きだったな」とか感覚的に覚えていることもあります。幼児期の記憶力って無限大!3歳までコツコツ続けていきたいと思います。